【レビュー】新型iPad Pro(2017) + Apple Pencilは液タブとして使えるのか?

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ここ何年かずっと憧れ続けてきた液晶タブレット。通称液タブ。何度も購入を検討してはあまりの高価格に断念し、検討しては断念しを繰り返してきましたが、先日のWWDC17にて発表になった新型iPad Proが、液タブとしての利用に適しているという噂を聞いた。

だがしかし、所詮はタブレット。Proという名前がついているものの、”液タブとして利用できなくはない” という程度だろう?

と思い調べてみると、どうやら本当に液タブとして使えそうではないか。

まあもし失敗しても、普通にタブレットとして利用できるし、買っちゃお!ということで購入してみました!

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新型 iPad Pro ではレイテンシが最小限に

まずiPad Proを液タブとして利用しようとする上で一番気になったのは、描いた線の反映速度。いくら液タブ同様に手元を見ながら作業できるとは言え、いちいち遅延されたんじゃストレスマッハで画面を粉々にしてしまいかねません。

ですが、その心配はこの動画ですぐ解決してしまいました!


Matatabi Necojita

さすが新型。『さらに反応良く。タイムラグは実質ゼロ。(実際は20ミリ秒)』と謳っているだけありますね!

新型iPad ProにはProMotionテクノロジーという技術が搭載されていて、リフレッシュレートも以前の60Hzから120Hzに向上しています。

そのおかげか、購入後使用してみた感想としても全く遅延を感じることはなく、上記の動画のようにスローにしないとわからないレベルでスムーズに描画されます!

筆圧・傾きのセンサーがすごい

iPad Proを液タブとして利用する上で欠かせないのが Apple Pencil ですね。

いやー、Apple Pencilすごいですね!!!

普通のペンタブのペンに比べると描き心地は若干硬くて、全然筆圧を感知してくれる感じはしないのですが、以下の画像のようにしっかり描き分けてくれます!

また、ペンの角度までも感知してくれるので、マーカーで太い線が引けたり、鉛筆の側面でこすったような表現までも再現してくれます!

店頭で実機を触っただけでもかなりテンション上がりましたよ!

メモアプリのパームリジェクションはいまいち

iPad Proでは、Apple Pencilで文字や絵を書く際にペン以外の部分(手のひらや指先)が反応して意図せぬ動作が起きてしまわないようにする “パームリジェクション” という技術が使用されている…

のですが、プリインストールされているメモアプリではそのパームリジェクションがうまく動作しないのか、画面についた小指で線が描画されてしまうことが多々あります。

だ、絵を書くときはメモアプリではなく ”専用のペイントアプリ” を利用するので、液タブとしての利用には影響しません!ご安心を!

どのペイントアプリを使えばいいの?

では、iPad Proではどんなペイントアプリを使うと良いのでしょうか!実際に使用してみて使いやすいと思ったオススメのペイントアプリを “2つ” ご紹介します!

Medibang Paint

まずはMedibang Paint。

このアプリのインターフェースはどちらかと言うとPCのペイントソフトに近いと思います。MacではClip Studioを使っているのですが、わりとすんなりと使えました!

メニューもすべて画面端に一覧表示されていますので、それぞれのメニューに簡単にアクセスできますね。

Medibang Paint のパームリジェクション設定

Medibang Paint でパームリダクションを有効にするのは簡単です。

  1. 画像の赤丸部分のボタンをタップします。
  2. 筆圧感知設定が開くので、パームリジェクション項目をオンにします。

これだけです!

とりあえずこの設定だけ済ましておけばストレスなくお絵描きできると思います!

Medibang Paint – メディバンペイントをダウンロードする

Procreate

続いてiPad Proで絵を描く人たちに人気のProcreateです。

こちらはMedibang Paintと比べるとかなりスマートフォン・タブレットよりのインターフェースです。レイヤーを削除したり、アルファロック機能を利用したりする際にレイヤーを2本の指でスライドするなど、直感的な操作ができるようになっています!

その代わりなれるまではどこにどのメニューがあるのか全然わからず、実行したい操作を見つけるのに時間がかかってしまいますね。

ただ、操作の手順自体はこちらの方が少ないことが多いので、慣れればスピーディーに快適に利用できると思います!

Procreate のパームリジェクション設定

Procreateにはパームリジェクションというメニュー名は存在しないので、最初は設定方法がわかりづらいかもしれませんね。

こちらも画像と共に手順を記載します。
※ 設定手順はA. と B. の2段階あります。


A. パームサポートを有効にする

  1. 上記画像の通り、「アクション」→「ヘルプ」→「高度設定」を順にタップします。

2. Procreate設定画面に遷移するので、「パームサポート」項目にて「パームサポートのレベル」を標準に設定します。

B. タッチ動作をジェスチャのみに変更する
続いて、アプリ内での設定を行います。

  1. こちらも画像の通り、「アクション」→「環境設定」→「高度なジェスチャコントロール」の順にタップします。

2. 高度なジェスチャコントロール画面が開くので、”タッチ” 項目の「ジェスチャのみ」を選択します。


以上で、Procreateもパームリジェクションが有効になりました。

ちょっと手順が長くて大変ですが、快適にお絵かきするには必要な設定なので、まずはじめに完了しておきましょう!

Procreate – プロクリエイトをダウンロードする

おすすめペイントアプリまとめ

最初にご紹介した 「Medibang Paint」は無料「Procreate」は有料で720円です。

やはり有料アプリである 「Procreate」 のほうがブラシの種類や機能が多いのですが、無料の「Medibang Paint」も基本的な操作はある程度網羅していますので、とりあえず「Medibang Paint」を使用してみて物足りないと感じたら 「Procreate」 を使用するくらいで良いと思います。

ちなみにどちらも PSD ファイルとして書き出すことができるので、レイヤーを維持したまま書き出してそのままPhotoShopでの修正とかもできちゃいます!

「Medibang Paint」で描いたつむぎちゃん(甘々と稲妻)

「Procreate」で描いたつむぎちゃん

より快適に絵を描くために

ここで再度iPad Proのお話に戻りますが、iPad Proを液タブとして使用する際に注意してほしいのが、画面を守るために貼る保護フィルムです。

ガラスフィルムはやめた方がいい

これは理由が2つあります。

  • 描き心地がツルツルしすぎる
    1つ目は Apple Pencil との相性があまりよくないこと。Apple Pencil のペン先(チップ)はかなり硬めで引っかかりも少ないので、フィルムも固くてツルツルのガラスにしてしまうと、より描き心地は固く、またツルツル滑るような感覚になってしまいます。

  • 画面とペンの間に距離ができる
    ガラスフィルムの厚さで画面とペン先に距離ができてしまうことで、少し浮いたところに描いているような感覚に。気になる人にとってはストレスに感じる可能性もあります。

僕は趣味で描いているだけですが、それでも絵を描くというのは凄まじい集中力が必要な作業だと思います。フィルムの違いなんて気にならない人は全く気にならないかもしれませんが、それでも快適なほうがいいですよね!

ペーパーライクフィルムでより快適に

そこで僕がおすすめしたいのが、ペーパーライクフィルムと呼ばれる種類の保護フィルムです!

名前の通り紙のような描き心地のフィルムで、指で触ると少しざらざらしています。

持ってる人は触ってみてほしいのですが、触り心地はファブリーズ W除菌の頭の部分にちょっと似てます笑

部屋中探したけれど、これ以上近いものがなかった笑

描き心地は、画板に学校のプリントみたいな再生紙を置いて鉛筆で描いている感じです。Apple Penil が元々硬めなので描き心地が硬いのはちょっとどうしようもないんですが、本当に鉛筆で紙に描いているような感覚なので、かなり気持ちよく描くことができます!

新型iPad Proについて書いたこちらの記事

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この記事でも推しているのですが、本当に心地良いので激オススメです!!!

まとめ

さて、新型iPad Proは液タブとして使えるのか。

あくまで1個人の意見ですが、結論は「欲張りさえしなければ十分液タブとして使える。」です。本物のペンと同じ描き心地のあのペンじゃないと書けないんだ!というようなこだわりの強い方でなければ、結構快適に使えて活躍してくれるのではないでしょうか!

iOS11も控えていますし、これからのiPad Proが楽しみですね!

それでは!

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