どうも。宅録してますか? 宅録初心者なら誰でも
「どんな機材を準備したらいいのかわからない。」
「どんなマイクを、どんなインターフェースを用意したらいいんだろう…」
と悩むことでしょう。
この記事では簡単な宅録の第一歩として、なくては始まらない DAW について書いていきます。
まず宅録には何が必要?
- PC (Windows でも Mac でも可)
- DAW
- オーディオ インターフェース
- マイク
- ヘッドホン
基本的には以上の5点があれば、とりあえずの宅録(DTM)はできます。その中でも特に選択を迷っている人が多いのがDAWではないでしょうか。
実際 DTM・宅録について相談されるとき必ず話題に上がるのは、
「結局DAWって何を使えばいいの?」という話。
それだけDAW選びで迷っているぴーぽーがいるということで、まずはこの DAWについてご紹介していこうと思います。
ただ、ぶっちゃけ “これから宅録を始めます” っていうレベルなら、無償で提供されているAudacityとか試用できるReaperで十分だと思いますので、そこから始めるのも良いでしょう。
マイク選びについてはこちらの記事をどうぞ。

Digital Audio Workstation とは何か
DAW とは、見出しに記載した通り Digital Audio Workstation の頭文字を取った略語です。
わざわざ 「でじたるおーでぃおわーくすてーしょん」 と呼ぶ人は少なく、世間では 「だう」 と呼ばれていますね。
この DAW を使って、PC上で音源の録音、楽曲の作成をしていくわけです。
実際の画面はこんな感じ。
録音した音声データを編集したりエフェクトをかけたりして、一つの音源を作成していきます。
ソフト音源 (生の楽器の音を収録している音源集) を使って作る場合、”打ち込み” と呼んだりしますね。
また、このDAWには用途は大体同じでも様々な種類があります。製品版として有料で販売されているのは、
無償のものだと
無償のソフトは実際にインストールして使用することができますので、上記リンクからダウンロードして使ってみてください。
では次の項目から、「とりあえずこれを選んでおけば間違いない!」という DAWをいくつかご紹介します!
Pro Tools
初めて DTM・宅録をする場合、まずは無償のソフトを使用してみるという方がほとんどだと思います。
しかし、慣れてきた時に真っ先に購入を検討するのは、この DAW でしょう。 Avid 社の Pro Tools 先生です。
プロの音楽現場でもよく使用されており、業界でも愛用者が非常に多い製品です。
レコーディング スタジオで愛用されていることもあり、音質については非常に高いクオリティを誇っています。
「CD と同じ音にしたいなら Pro Tools を使え」 と言う人までいるくらい優秀というか、様々な現場で使用されているDAWですね。
以前は Pro Tools 用のオーディオインターフェースがないと使用できませんでしたが、現在はどのオーディオインターフェースでも使用できるようになっています。
OSもWindows / Mac 共に動作しますので、新たに PC を購入する必要もありません。
Pro Tools First を使ってみよう
なんと現在は、有償の Pro Tools と同等のクオリティのツールが無償で使用できる Pro Tools First なるものが存在しています。
まずは Pro Tools First を使ってみて使用感を確かめてみるのもいいですね。 -> Pro Tools First
Cubase
続いて Cubase。
ドイツの Steinberg 社が開発しているDAWです。
現在は YAMAHA の傘下にあり、信頼の置ける製品であることは間違いないです。
こちらもプロの現場で使用されることが多いDAWで、主に打ち込みメインのDTMでは使い勝手で軍配があがる製品でしょう。
Perfume やきゃりーぱみゅぱみゅなど、テクノユニットのプロデュースをしている 中田ヤスタカ さんはこの Cubase を使用しています。
私も以前は Cubase を使用していましたが、慣れると非常に使い勝手がいいです。
こちらもWindows / Mac両OSで利用可能です。
VariAudio が便利
Cubase には “VariAudio” というピッチ補正のプラグインが規定で搭載されています。
自動で他トラックのキーを把握し、そのキーやハーモニーなどから適切なピッチに補正してくれます。
ボーカルの宅録をする方であれば頼らない手はないですね!
ただ、あまり大きくピッチを修正するとすぐに機械っぽさが出てしまうので、ガチガチにピッチ修正をしたいという場合はMelodyneなどのピッチ修正専用プラグインソフトを使用しましょう。
VOCALOID4 Editor for Cubase
また、“VOCALOID Editer for Cubase” の存在が、他の DAW と大きく差別化された部分でもあります。
この “VOCALOID Editer for Cubase” を使用することで、VOCALOID の打ち込みはもちろん、詳細な調声まで行うことができるため、Cubase を使用しているボカロP は多いようですね。
Logic Pro
最後は Mac ユーザーにとってはおなじみのLogic Pro Xです。
このDAWは動作可能OSがMacOSのみなのでユーザーを選ぶ製品ではありますが、自宅にMacがあるのであれば最有力候補として考えても良いでしょう。
理由は単純で、価格が 23,800 円 (2018年6月現在) と他の DAW と比べても遥かに安価であること。
製品版 DAW を安く入手したいと考えている方は、迷わず Logic Pro を選んでも問題ないと思います。
私も現在は LogicProX でアコースティックギター・ボーカルの録音やミックス、マスタリングまで行なっていますが、以前使用していた Cubase と比べても遜色なく動作してくれています。
また、Mac での使用に最適化されているためか、動作も非常に軽くストレス フリーであることも大きなメリットでしょう。
Logic Remote で簡単操作
続いて、これが本当に、本当に便利で「LogicProX」買ってよかったなー。」と思う大きな利点なのですが、Logic は周辺機器(iOS端末)と接続してコントロールすることができるんです!
宅録をしていると同じフレーズを2時間3時間と長時間かけて録り続けることもあるのですが、そんな時もLogic Remoteが役立ちます。
このアプリではiOS端末の画面上で録音や再生、やり直し(ReDo)などの操作が可能となっています。
操作感はぐんとアップしますので、iOS を所持しているならLogicと合わせて使うことをお勧めします!
※ Logic は iTunes Store でのみ購入可能です。 Logic Pro X
まとめ
- とことん音質にこだわりたい -> Logic Pro X
- 打ち込み音楽を効率よく作りたい -> Cubase
- Mac OSで安価にDTMを始めたい -> Pro Tools
これは一例ですが、やっぱりどんな用途で使用していくのかで選ぶことが大切です。
決して安い買い物ではないので、納得できる DAW を選びましょう。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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